モーターサイクルダイアリーズ 感想
はい~!記念すべき(?)映画レビュー記事一発目
旅に出たくなる映画として紹介されていたのがきっかけで鑑賞
Amazon Primeにもあったし!(2018年8/15現在)
先に結論から言うと、バイクのロードムービーと思って観ると案外バイクシーンが短いので物足りないかも…
あとは旅に出たくなるというより、チェ・ゲバラについてもっと知りたくなります
でも映画を通して南米の街並みだったり雰囲気はビシビシ伝わってくるので、旅行好きさんは楽しめますよ!うん
以下多少ネタバレありです
~あらすじ~
後に革命家チェ・ゲバラとして知られるようになるエルネストと、その親友のアルベルトは軽い気持ちから南米横断旅行をすることに。それは1台のバイクで無計画の貧乏旅行。
その道中は、恋人に合ったり、ナンパしたり、バイク事故に故障…
しかし、道すがら出会う先住民や労働者、ハンセン病患者との関わりがエルネストの人生を変えてゆく…
感想
物語の始まりは1952年アルゼンチン、ブエノスアイレス…
といえば!「エビータ」
で有名なエヴァ・ペロンが1945年あたりから旋風を巻き起こし、この1952年に亡くなった年だそうで
そういえば劇中の狂言回しもチェって役名でチェ・ゲバラをモデルにしてるって言われてますね~
当のモデルは南米を旅してたんですね~
観たり知ってる映画が繋がると楽しいですよね!
それは置いといて…
この映画は劇中で「これは偉業の物語ではない。同じ大志と夢を持った2つの人生が、しばし併走した物語である。」といわれるように、二人の旅路を淡々と追っていて、こう…事件が起こったりなんて派手さは特にありません
でも旅のなかで厳しい暮らしを強いられている先住民や、隔離されるハンセン病患者、思想を理由に政府から追われる夫婦など様々な不条理を目の当たりにして、色々考え方が変わっていくわけですね
特にアルベルトとエルネストは大学に行ける経済的に余裕のある家だろうし、衝撃的な出会いだったことが伺えますね~
劇中のセリフで印象的だったのは病院でエルネストの誕生日を祝われた際の彼のスピーチの一節「無意味な国籍で分けられているけど、私たちは同じ南米に生まれた1つの混血民族である」(丸々覚えてないので雰囲気で…)
「苦しい暮らしをしている人がいるから助けなきゃ~~」とかじゃなく、同じ南米に住んでいる人間として、思想とか血とか感染もしない病気を理由に虐げられている人がいることに対して、同情を抜きにおかしいぞ みたいな問題意識を持ったんじゃないか とかね!
多分、旅行したことのある人なら多かれ少なかれ、不条理を目の当たりにしたことはありますよね~
どこへ行っても、いくら自分で貯めたお金とはいえ観光を楽しむ私たちのすぐ近くには、ゴミを漁る人や物乞いをする人がいたりするわけで
それに対して毎回毎回何とも言えない気持ちになったりして…
この映画のエルネストもまだ「チェ・ゲバラ」ではなく、私たちと同じようにどこにでもいる青年で旅を通して色々経験するわけですよね
で、その経験を元に行動を起こし、後に革命家として名を馳せるわけですが…
途中喘息持ちでありながら誰も渡りきったことのない川を泳ぎきるあのシーン
ここはその彼の後の活躍を示唆しているようですよね
最初はアルベルトも含めみんな「無理だ やめろ 引き返せ」と彼に言いつつ、途中から声援を送りだして、ついにエルネストは泳ぎきります
それに加えてアルベルトに揶揄されたエルネストのバカ正直さだったり、ハンセン患者の診療時の手袋着用を断ったり…
その人間性が革命家として成功した要因の1つなんだろうな~と
人々がついてこないと革命は成立しませんし
で、劇中では結果として一緒にサッカーしたり、ご飯を分けてもらったり、医者と患者以上の関係を築いていきます
彼の周りに流されず、自分の目で見て感じたことを信じる姿勢には惹かれるものがありますよね!
私たちが教科書なんかで、あの髭にベレー帽の写真と共に「革命家」として習う、チェ・ゲバラが一人の人間として革命を志したきっかけのようなものが垣間見ることができたような気がします
実際のところ彼の人生やら革命家としての功績は全然知らないので本でも読んでみようかな!
色々調べてたらエルネスト役のガエル・ガルシア・ベルナルはリメンバーミーのヘクター役で声優をやられてると!
え、え~~もう一回観てみたいなあ!
この映画英語版でもスペイン語風味で好きなんですよね💘
ではではまた次の更新で👋
今後書きたいリスト
絶叫嫌いがスカイダイビング飛んだ話
ブロードウェイでAnastasia観劇した話